英語習得への道 ARCHVES
DSC_0096.JPG

最近、英語克服への道について、ここに書いていなかった。
「やっぱり挫折したんだぁ。イシコは飽き性だからなぁ」
と笑いながら言われそうだ。

はっ!はっ!はっ!
逆に僕が笑ってあげよう。
残念ながら、多くの下馬評を覆し、今でもイシコは英語レッスンを続けているのだ。
ここに書いていなかったが、アルクさんのホームページ上に1週間に1度、アップさせていただいているのである。

レッスンでの何よりの成果は、下手な英語を話す恥ずかしさがなくなった。
何かがふっきれたのである。
まるでおばちゃんが、なりふり構わなくなっていくように、僕は、通じない英語でなりふり構わず、どんどん話そうとするようになった。

以前では考えらなかったことである。
最近では、ミホ先生とのやりとりも英語が多くなってきている。
素晴らしい成長である…と言いたいところなのだが、やはり、間もなく40歳を迎える頭なのだ。

覚えた言い回しが、ザルのように頭から抜け落ちていく。
普通は初めて習った事柄くらいは印象的で覚えているものである。
出てこない。
あれだけ車の中で繰り返したセンテンス。
その光景だけは覚えている。
もちろん光景だけでは意味がない。
欲しいのはセンテンス。

沈黙。
やはり、出てこない。
「turn left!」
たったこれだけのセンテンスが。
「ガッデム(ちくしょう)」
綴りもわからないこんな言葉は、すぐに出てくるのに。

[ UPDATE : 2008/01/31 ]
DSC_0051.jpg

英会話学校のポスターが地下鉄では、よく見受けられる。
特に地下鉄13号線の駅などは、ホームの場所を独占し、すべてが英会話のポスターで埋まっている。
オリンピックがきっかけになっているのは言うまでもない。
オリンピック開催時のボランティア通訳、日本語、韓国語、そして英語は既に締め切られたそうだ。
それだけ英語が話せる中国人、または英語が話せる外国人が多いということである。
キューバと同じように中国なる社会主義の色が濃い国と英語というのが僕の固定概念の強い頭の中ではイマイチ結びつきにくい。
DSC_0169.jpg

それにしても、このポスターは、僕にとっては衝撃的である。
きっと「絆」を表現しようとしているのだろうが、あまりにも直接すぎる。
直接すぎて、逆に新鮮にさえ思える。
そのうち、
「あなたが英語を話すまで離しませんよ」
とスパルタ教育のポスターに見えてくる。
もっと、見つめていると
「一度、この学校に入ったら離しませんよ」
という怖いメッセージにも見えてくる。
日本の英会話学校の度重なるニュースの反動であることは間違いない。
次第に、恐怖のポスターに見えてくるのであった。

[ UPDATE : 2007/12/22 ]
DSC_0052.JPG

思いついたことをそのまま単語にしようとしてしまう。
例えば紅葉狩りに行ったことを伝えようとしたら、まず「紅葉」って英語でなんて言うんだ?とパニックになる。
そして直訳を始めるのである。
「紅葉」→「紅い葉」→「紅い=レッド」、「葉=リーフ」→「レッドリーフ」
自分では「グッドジョブ!」と自己満足に陥っているのだろうが、これはどんどん意思疎通できない方向に向かっていく。
それだったら、
「I went to the mountain. It was beautiful」
の方が伝わる。
と最初のレッスンの際に学んだばかり。

しかし…。
本日のミホ先生のレッスン。
「I like your shirt」
「Thanks. It’s my favorite.」
と返す。
通じたことで調子にのり、更にそのシャツの説明をしようとする。
「The shirt brand is tied up」
ミホ先生の顔に「?」マークが浮かび上がった。
通じない。
僕的にはこのシャツは、このブランドから毎年、インタビューや撮影のとき用にいただいているブランドを説明したかったのだ。
世間的に「タイアップ」と呼ばれているものである。

またしても、カタカナをそのまま直訳にしようとしているので、通じないのである。
「I am sponsored by the brand of this shirt.」
と言い方を変えた方が通じるのだそうだ。(ミホ先生合っていますか?といつもブログ後にチェックしていただくのである。)
「tied up」
では
「きつい。縛られた状態。ストレスの多い状態」
という意味に取られてしまうのだそうだ。
直訳すれば
「そのシャツはストレスの多い状態です」
まぁ、シャツの気持ちからすると最近、太り気味のイシコに着られるのはストレスが多いのかもしれないが…。

[ UPDATE : 2007/12/06 ]
IMG_8222.JPG

昨日の続きである。
僕は旅ライターであることには間違いないが、時に大道芸の道具を持っていくこともある。
あくまでコミュニケーションツールとして、機会があれば孤児院などの施設へ遊びに行くこともある。
顔は白塗り。
つまり白のドウランがトランクに入っているのだ。
それはセカイサンポの際も、できれば持っていこうとは思っている。

ただ、これも入国審査で止められたことがある。
いや、待てよ。
正確には出国審査だった。
ロシアはウラジオストックのビエンナーレ(芸術祭)からの帰りのことである。
トランクを調べられ、白のドウランやそのとき持って行っていたシガーボックスと呼ばれる3つの箱を移動させる大道芸の道具がひっかかったのである。

「アイ アム ストリートパフォーマー」
と言ったが全く通じなかった。
ましてやロシア語など話せるわけもない。
ストリートの名前でさえわからないのだから。
仕方なくビエンナーレでウラジオストック市長からいただいた賞状を見せ、その場でシガーボックスの使い方を披露し、何とか通していただいた。
こういったことは「セカイサンポ」の中でも起きる可能性はある。

これもミホ先生によると
「Sometimes I perform as clown」
と言えばいいらしい。
さてさて、このセリフは、今回の旅ではたして何回、使うだろうか。

[ UPDATE : 2007/12/04 ]
miyanma.jpg.jpg

さてさてレッスン2回目。

あえてカタカナ。
原田先生改めミホ先生。
先生が北海道出身ということを知り、僕が北海道出張の帰りということで盛り上がり、厚かましながら、下の名前で呼ばせていただくことにする。
ミホ先生から先日のブログの復習。
写真に掲載されていた灰皿のbuttの元々の意味は、「端」というの意味。
煙草のフィルター部分つまり、タバコの「端」が集まる場所なのである。

さて本日のレッスンは自分の職業について。
今年の春、キューバに行った際、入国審査で僕の職業について、しつこく聞かれた。
言っていることは、あまりわからないのだが、いつもの感じで職業のことを聞かれているのだろうと思い、
「コラムニスト」
と答えた。

しかし、通じなかった。
「ジャーナリスト」
と答えた。
すると係員の目つきが変わった。
急に彼は、僕のパスポートを念入りに調べ始めた。

ミホ先生によると、「ジャーナリスト」という響きが、政治的な感じを受けたのかもしれませんねということである。
「I am write for magazines and websites about local cultures and lifestyles」
というと正確に伝わるようである。
結局、キューバでの入国審査の際、調べ始めた後、彼は入国許可のスタンプを押しながら、こう言った。
「How about myanma?」
あくまで僕の耳なので、正確ではないかもしれないが多分、ミャンマーはどうだったと聞いたんだと思う。
「GOOD!」
親指を立てながら、僕は外に出た。
本当は夕陽がきれいだったよって言いたかったのだが…。

[ UPDATE : 2007/12/03 ]
IMG_8764.JPG札幌空港で北海道限定の缶ビールを飲んでいると東京行きの搭乗案内のアナウンスが流れてきた。 空き缶を持ってゴミ箱に向う。 最近のゴミ箱は、分別ゴミの表記が韓国語や中国語でも書かれている。 それだけ韓国や中国からの観光客が多いということなのだろう。

もちろん英語でも書かれているのだが、あまりというか全く気にしたことがなかった。
英語表記は、当たり前でいつしか慣れてしまっているのである。
ゴミ箱だから「trash」か「trashbox」のどちらかが表記されているのだろうくらいに思い込んでいたのだが(実はそれさえもあっているのかわからない)、実際には「燃える」、「燃えない」の英語が表記されている。

さて、ableさんの登場である。
「~できる」の意味で学生時代にならった「able」さんである。
flame=燃える。
それにableさんがくっついて。
燃やすことができるflammableが、燃えるゴミの下に書かれている。

そういえば昔、フレームがどんどん変わるからフレームチェンジングメモというメモ帳を創ったことがある。
大量に刷り上って届けられたメモ帳を見た某雑誌編集部の岸井氏が
「イシコさん、これ、綴りが…。「フレーム」は「frame」で、「flame」だと「炎」という意味になってしまいますよ」
と控え目に間違いを指摘された。

これではフレームチェンジングメモではなく、炎のチェンジングメモである。
事務所に積み上げられた炎のチェンジングメモを見ながら、「アンビリーバボー!」と叫んでいた。
そんな苦い思い出を噛みしめながら、INFLAMMABLEの燃えないゴミの方に空き缶を投げ入れ、機内へと向かうのであった。

[ UPDATE : 2007/11/26 ]
traffic1-ML.jpg

アルクの原田先生の対面レッスンが始まる。
英語レッスン自体、人生初めての経験である。
しかし、少々、二日酔いが残っている。
ちなみに「二日酔い」は「hangover」。
「I have a hangover!」
英会話のレッスンで記念すべき最初に覚えた表現になる。

さて本題。
初回は道順の聞き方を教えていただく。
とにかく海外で芝居や映画を観るときにたいてい道を聞くことが多い。
「turn…corner、go …、building…、that’s theater!」
「turn」やら「go」やらは何となく聞き取れるのだが、肝心の部分が、いつもわからない。
かと言って、何度も聞くのは気の小さい僕にはできない。
「thank you!」
とまるでわかったかのように別れてしまう。
聞いた直後に地図を取り出すのも気がひける。
結局、道順を教えてくれた人の目線と手の動きを思い出し、想像しながら進んでいく。
もちろん辿り着くこともあるのだが、ほとんどの場合、辿り着かず、またその先で同じように道順を聞いていくことになる。

「聞いたことを反復するといいかもしれないですね」
原田先生のお言葉である。
「turn right? at the second corner?」
右に曲がるんだな?2つめの角ね?とイメージしながら繰り返す。
「go to the third building? on your left?」
3つ目のビルに行くのね?左側の?
感動である。
イメージしやすい。
肝心の交差点の「intersection」、信号の「traffic light」など道順で出てきそうな単語のボキャブラリーも覚えなくてはいけないのだが。


[ UPDATE : 2007/11/23 ]
IMG_7303.JPG
声を出して学ぶからコエダス。 今回、「アルク」の白井さんから僕向きの英語教材ということで選んでいただいた。 その英語教材が届いたのである。 前にも書いたが英語の本を買ったことはあるが、英語教材を買うのは生まれて初めて。 「教材」という響きは何とも気持ちイイものである。 馴染みの宅配便のお兄さんから胸を張って荷物を受け取れるのがイイ。 「僕、これから英語勉強するんですよ!」 的な気持ちでサインをする。

思えば、いつもは酒、鞄、双眼鏡など支離滅裂なでこの人はいったい何なんだと思われるような代物ばかりが届いた。
この間などは薪火セットだった。
しかも僕は昼間、家にいることが多い。
家から双眼鏡で覗いて、部屋で焚き火?
あいつ怪しい!
僕が宅配便のおじさんだったら、妄想が膨らむ住民である。

とにかくコエダスが届いた。
届いた記念に目の前に置いて、白ワインのコルクを抜く。
「君がセカイサンポを、さらに楽しくしてくれるかどうかの大切な役割を担っているんだからよろしくね」
とコエダスに話しかけ、グラスで箱にあいさつするように当てて、一杯飲む。

こうしてコエダスの箱を開ける。
鉛筆、消しゴム、鉛筆削りのセットが目に浮かぶ。
裏を見るとTOEICテストの受験用キッドのプレゼントのようである。
僕でも聞いたことのあるTOEIC。
いずれ僕も受ける機会があるのだろうか。
きっと恥ずかしいことになるのだろうと想像しながら、これまた一杯。

その下に現れたテキスト、CD、通信講座用マークシート、学習カレンダー…。
4か月でこれを全てマスターするのかぁ。
期待と不安というありふれた気持ちを改めて感じながら、これまた一杯。
「余計なことを考えてばかりいないで早く学習に移れよ」
と自分自身に突っ込みながら、これまた一杯。
恐らく読みながら、わかると思う。既にベロベロになってしまうイシコであった。
気持ちは朝日のようなすがすがしい気持ちなんだけどね。

[ UPDATE : 2007/11/21 ]

自分に能力がないことはわかっているが、それが数字として出るというのは、何とも緊張するものである。
英語を取得しようと思い立ったのだが、その前に担当の白川氏は僕の現在のスピーキング能力を客観的に把握してから、具体的な取得法を考えたいということで、SSTという英会話のテストを受ける。

このSSTというスピーキングテスト。
英語のテストとして知られるTOEICで高得点をとった人でも仕事では満足に話せない人が多いということで、TOEICを補う「スピーキング能力を評価するテスト」として行われているようである。

1対1の対面式テスト。
「LET'S ENJOY!」
試験管の福江氏の言葉で試験開始。
約15分のインタビュー形式。

言いたいことが全く出て来ない。
「あれ?「雰囲気」って何だっけ?」
日本語でつぶやいてしまう。
きっと元々知らないはずなのに、見栄をはり、まるで自分がど忘れでもしているかのように装う。

全く英単語が出てこない…。
言いたいことが出てこない…。
海外で同じような状況だったら、この時点で開き直って日本語で伝えようとしてしまうのだろう。
当たり前だが、今日は英語縛り。
これが僕の本来の姿なのだ。

きっとこういった姿を見せたくなくて、今まで海外でも日本語で通してきたのかもしれない。
英語のテストなのに、自分の今までの見栄っ張り度を反省することになってしまった。
さぁ、思いっきりかっこ悪さをさらけ出して、これから英語取得に励むのである。

[ UPDATE : 2007/10/28 ]

来年で40歳になる。
今まで英語を勉強しようなどと思ったことなど一度もない。
一度もないというのは語弊があるかもしれない。
英語本は何冊か買ったことがある。
でも、「英語は絶対に勉強するな」
「3週間で話せる英語」
とどれも僕の性格を物語る努力というものを感じさせない本ばかりである。
もちろんその本も買っただけで満足してほとんど広げていない。

海外を旅することはあっても全て日本語ですませてきた。
レストランでは「すいませ〜ん」と呼び、タクシーには行き先の地図を見せて、「お願いしま〜す」と笑顔ですませる。
ただ、英語が話せたらなぁと思ったことが今まで一度もなかったのかと言われれば、それは「あります」と答えるだろう。

せっかく出会った人々とコミュニケーションが取れなくて、せっかく仲良くなれるチャンスをふいにしたことは数えきれない。
人生の半分を終えようとしている。
残りの人生は英語を話せるようになってもいいのではないだろうか。
ふと僕はそう思ったのである。
そこで決意したのである。
来年の出発までに英語の猛特訓をしてコミュニケーションをとれるようになろうと。
さて、さて、どんなことになるのやら。

[ UPDATE : 2007/10/26 ]
大きい地図はこちら