

一気に気温は5度まで上がった。
髪の毛にスゥエーデンらしい色をいれようと思った。
銅像をよく目にする街である。
公園をジョギングしている人がいたので、僕も走りたくなったが、カメラがある。
でも、カメラがあってよかった。
カモの夫婦に出会い、写真に収めることができたのだから。
どこ行くの?
水に落ちないでね。
って落ちてもいいのか?
でも、ホント仲がいいなぁ。
うらやましい。
まぁ、僕のパートナーのチホも、まもなく合流するんだけどね。
ふらふらしていたら、石の教会にたどり着いた。
ブログのシステムが治りました。
ちょっとブログのシステムの調子が悪いので、実験でいくつか閑話休題です。
こんにちは。
昨日の雪で、生まれたフィギィアです。
明日には消えちゃうかもね。
僕が消えるのと同時にブログのトラブルも消えるといいね。
バイバイ!
メールの数が一気に増えた。
ここにきて、「SANKEI EXPRESS」など新連載が続々と掲載され始めていることが影響しているのかもしれない。
来週からは、JAL機内誌の「SKY WARD」でも新連載の掲載が始まる。
その「SKYWARD」の連載のヘルシンキ編に苦戦している。
朝がテーマの連載。
書くだけだったらこの街には朝ネタが山程ある。
除雪車のおじさん達、島の連絡船のお兄ちゃん達、マーケット広場のテントカフェのマスターなどなど。
しかし、顔写真を撮らせてもらえないのである。
名前入りのコメントさえダメだと言われる。
インドやネパールで、「撮って!撮って!」と声をかけられた日々が懐かしい。
欧米諸国での顔写真撮影の難しさを改めて感じている。
子供と出会って笑顔でコミュニケーションをとっていても、いざ写真を撮ろうとすると全てノーだった。
僕の交渉能力の問題と出会った人の運も大きいとは思うが、ノーアポというのも問題のひとつなのかもしれない。
何名かの取材チームで組むわけではなく、片言英語でどこの国の人に見えるかわからないイシコだけでは怪しく見えるのも無理はない。
新聞記者やジャーナリストの方を改めて尊敬してしまう。
「日本の雑誌ライターなんだけど写真撮らせてくれませんか?」
きっと僕も東京でこんな風に声をかけられたら、恐らく断るだろう。
とは言え、写真は撮らねばならぬ。
まだ残り4日ある。
あきらめないで本日も出掛けてみよう!
と部屋のカーテンを開けると雪がこんこんと降っているではありませんか。
一気に戦意喪失。
バスタオルを持って、ホテルのサウナに向う。
はい。
何弱者でございます。
日本のサウナでは禁止事項になっているところも多いが、サウナ発祥のフィンランドでは、サウナの機械に乗せられた石に水をかけまくる。
一気に水が蒸発し、蒸気がムワッとあがる。
日本の閉め切りサウナとは違い、ドアの下の部分が開いているので、鼻呼吸できる程度の暑さで室内も心地いい。
と言っても、このホテルのサウナしか知らないので、フィンランド式が全て、こういったサウナかどうかはわかりませんが…。
サウナを出て、ミネラルウォーターを一本、飲み干しながら外の景色を眺めていると、少し雪が小降りになったようだ。
さぁて、出掛けるか!
再び、戦意喪失しそうな程の寒さが顔を襲う。
恐らく本日も氷点下だろう。
トラムでバスを待っていると、ヘルシンキに到着したのか、ヘルシンキを出発するのか、雪の中、荷物を引いている人達を見て、何故か気合いが入った。
しかし、空回り。
本日も顔写真撮れず。
可能性のありそうなテントカフェのマスターのところに通って、くどき落とそうと思ったが、今日、行くとマスターが変わっていた。
雇われマスターは、シフト制だったのである。
途中、昨日、交渉した除雪車のおじさんにばったり遭遇し、笑顔で挨拶してくれた。
笑顔で挨拶はできても写真と名前入りコメントは相変わらずダメである。
そういえば、フィンランドには300以上の島があると何かで読んだ気がする。
船から自転車に乗って降りてくる人の姿が見ながら思いだした。
どうやら地元の定期船のようである。
僕の持っているツーリストパスでも乗れるようなので、どこに行くのか知らないが乗ってみることにした。
10年程前、ヴェネチアで目的地の違う水上バスに間違えて乗ってしまった。
偶然、ムラノ島というヴェネチアグラスの工房がある島に辿りつき、結局、半日以上、その島散歩を楽しんだ。
そんな出会いを今度も期待していると観光客が何組か乗りこんできた。
この船は、ある程度、知られた場所に行くのかもしれない。
ある程度どころかその場所は、世界遺産の「スオメンリンナ」島だった。
島のインフォメーションセンターには日本語のガイドブックまで用意されていた。
手にとって読んでみると、18世紀中頃、フィンランドは、ロシアからの脅威に対処するため、このスオメンリンナの要塞の島を建設したらしい。
しかし、結局、19世紀頭に征服されてしまった。
その後、様々な歴史を経て、約90年前にフィンランドは独立し、この要塞の島はそのままの形を残している。
まだ観光の時期にしては寒すぎるためか、閑散とした要塞の島を散歩する。
800名程度の島の住民もいるようで、時折、犬の散歩をしたり、ジョギングしたりしている人に出会うくらいである。
オフシーズンの観光地に来たような寂しさが漂う。
ゴミ箱!
ゴミ箱さえも要塞の島に合わせて作られたよう思えてくる。
ある意味、君がこの島の美化を守っているのだよ。
お疲れ様。
と声をかけると、向こうの方にリュックを背負ったツーリストらしき男性が内股で走っていく姿が見える。
恐らくトイレだろう。
昨日の僕と同じである。
ただ、この島には公共のトイレがたくさんあるはずなのになぁ。
インフォメーションからいくと、この近くにもあるはずなのに。
トイレは行ける時に行っておこう。
散歩の鉄則である。
げっ!
閉まっている。
しかも厳重に。
トイレさえも厳重に守られている。
数十分後、僕も彼と同じようにトイレを探して走りまわるのであった。
まだまだ、スオメンリンナの春は遠い。