2008年1月 ARCHVES
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最近、英語克服への道について、ここに書いていなかった。
「やっぱり挫折したんだぁ。イシコは飽き性だからなぁ」
と笑いながら言われそうだ。

はっ!はっ!はっ!
逆に僕が笑ってあげよう。
残念ながら、多くの下馬評を覆し、今でもイシコは英語レッスンを続けているのだ。
ここに書いていなかったが、アルクさんのホームページ上に1週間に1度、アップさせていただいているのである。

レッスンでの何よりの成果は、下手な英語を話す恥ずかしさがなくなった。
何かがふっきれたのである。
まるでおばちゃんが、なりふり構わなくなっていくように、僕は、通じない英語でなりふり構わず、どんどん話そうとするようになった。

以前では考えらなかったことである。
最近では、ミホ先生とのやりとりも英語が多くなってきている。
素晴らしい成長である…と言いたいところなのだが、やはり、間もなく40歳を迎える頭なのだ。

覚えた言い回しが、ザルのように頭から抜け落ちていく。
普通は初めて習った事柄くらいは印象的で覚えているものである。
出てこない。
あれだけ車の中で繰り返したセンテンス。
その光景だけは覚えている。
もちろん光景だけでは意味がない。
欲しいのはセンテンス。

沈黙。
やはり、出てこない。
「turn left!」
たったこれだけのセンテンスが。
「ガッデム(ちくしょう)」
綴りもわからないこんな言葉は、すぐに出てくるのに。

[ UPDATE : 2008/01/31 ]
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ひどい…。
この銅像の顔ではない。
ICチップを読み込み、パソコンに映し出された僕の顔のことである。
白髪まじりなのか金髪まじりなのかわからないが、この髪型はひどい。
この写真を撮る寸前まで帽子を被っていたせいで変なウエイブまでついている。
しかもスリランカの美容室で創ったヘアスタイル。

ひどい…。
どうして、ここまで育つのだろうと聞きたくなるほど眉毛のボリュームがすごい。
油断すると、すぐにつながってしまう僕の眉毛は、ここ5,6年、友人のヘアデザイナーが、いつも整えてくれていた。
しかし、北京、スリランカと美容室に行ってしまったので、彼の美容室には3ヶ月近く行っていない。
その間に僕の眉毛は太くなり、垢抜けない田舎者度を増していた。

受付のおばさんは何度も写真と僕を見比べて確認している。
「写真と雰囲気が違いますね…」
と笑った。
黒のベレー帽を脱ぎ、伊達眼鏡をはずした。
眉毛は先日、友人の美容室で整えてくれた。

受け取ったパスポートをじっと見つめる。
どうしてこの状態で撮影してしまったのだろう。
どうして整えてから写真を撮ろうと思わなかったのだろう。
これから10年間、僕の旅のお供になるのに…。

[ UPDATE : 2008/01/30 ]
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健康に旅が続けられること。
セカイサンポが終わったときにこう言いたいと思っている。
あまり見えないが実は僕は子供の頃から病弱である。
そして、僕は人より眠る時間が長い。
と睡眠時間が長い言い訳。
今日もぐっすり9時間眠らせていただいた。

それに加え、免疫力を高める為、旅先のホテルでもできるような気功エクササイズを出発までにいくつか覚えていこうと思っている。
現在、僕が参考にしている本は「循環美人」(マガジンハウス)
先日、著者の張氏と食事する機会があった。
その後、何度かメールのやりとりをしているうちに彼女の気功を受けることになった。
彼女の父「張永祥」氏の経営する気功治療院に向った。
世界医学気功学会理事で、中国では「神手張」と呼ばれた方である。
その力を日本にもわけてほしいと故田中角栄氏から日本に呼ばれたことでも知られている。
実は当時、8歳だった彼女が、そのまま日本にいたいと言ってくれた為、一家は今も日本に残っている。

彼女に診断してもらうと
「エネルギーが放出されていないのが気になりますね…」
と言われる
。 彼女曰く、僕は人よりもエネルギーが多いため、放出しないと心肺機能に負担がかかってしまうのだそうだ。
エネルギーが多ければいいってもんではないのである。

「えっ?どうすればいいんですか?」
病弱だけでなく、気も弱い僕はオロオロしながら懇願するように聞く。
「運動して、エネルギーを発散させるといいですよ…」
確かに今年に入ってから一度も走っていない。
特にスリランカから戻ってからは散歩さえしていない。
セカイサンポ中も、ときにはマラソンをしようと思う。
もちろん明日も走る…。だろう。

[ UPDATE : 2008/01/28 ]
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「イシコさんは、学生時代、どんな本を読んできたのですか?」
と聞かれることがある。
恥ずかしながら、30歳の頃まで、あまり本を読んだ記憶がない。
大学時代、カッコつけて本は購入したが、飾りとして置いておくだけで、ほとんど読まなかった。
思えば、子供の頃、夏休みの読書感想文でさえ、読まないで、あとがきから推測して書いていた。
大学で理学部に進んだのも文系とは無縁のところに行きたかっただけなのかもしれない。

ここまで話すと
「ウソでしょ?今、書く仕事がメインじゃないですかぁ?」
と言われる。
確かに今、僕は書く仕事をしているが、これは30歳を過ぎてからである。
ここまで書くことが好きだったとは、この歳になるまで気がつかなかったのだ。
もちろん、それ以来、本を読むようになり、この10年間で読書家とまでは言わないが、読書好きにはなった。
しかし、同年代の人と話していると、確実に人生の読書量が違うのを感じることがある。

先日、クリエイティブライティングを教えている大学教授の新元氏から、彼が選んだ「世界の100冊のリスト」が送られてきた。
もうここまで暴露すれば恥ずかしがることもないが、リストの中に僕が読んだことがある本が1冊もなかった。
逆に気持ちいいくらい…。
現在、このリストは僕の宝物である。
40代の間に、この100冊のリストの本を読んでいきたいと思っている。
早速、そのリストの中からE.M.フォースターの「インドへの道」を選び、読ませていただいた。

このままリストの中から読書を続けていきたいのだが、セカイサンポが始まる。
さすがに本を持っていくのは邪魔である。
そこで任天堂DSの「DS文学全集」を購入した。
単行本1冊のサイズで100冊の日本の名著が読めるのだ。
もちろん、その中の本も僕は、ほとんど読んだことがない。
芥川龍之介、有島武郎、泉鏡花、太宰治、夏目漱石、森鴎外など、新元リストに入っている本も何冊か含まれている。
デリーで「或る女」を読み、ヘルシンキで「人間失格」、ブルキナファソで「舞姫」…、このアンバランスが逆によかったりするのだろう。
ときには世界の古本屋で日本語の本を見つけて読んでも面白そうだが…。

[ UPDATE : 2008/01/28 ]
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正直、アフリカ大陸は、南アフリカ、エジプトくらいしか正確な位置はわからない。
セカイサンポ1周目で訪れる西アフリカの国は、どんな国があるのかさえわからない。
レオナルド・ディカプリオ主演の映画「ブラッド・ダイヤモンド」を観る。
西アフリカのシエラレオネの紛争ダイヤモンドの現実を描いた作品である。

シエラレオネという国名も初めて聞いたが、監督の解説つきバージョンでも、もう一度、観てみるとこの国は、以前は、アフリカ一のリゾート地だったそうだ。
住民も穏やかに暮らしていた。
そこへダイヤモンドという存在が現れ、人々を狂わせていく。

反政府勢力がダイヤモンドの原石を違法に売り、活動資金に変えていく。
ダイヤモンド発掘の人手確保の為、村を襲われ家は奪われ、家族もバラバラにされていく。
一時はシエラレオネの国民の8割がホームレス状態になったとも言われている。

そこで、ダイヤモンドの売買に関係している団体を集め、キンバリープロセスと呼ばれるダイヤモンドの保証書を義務づける計画が生まれた、
これによって反政府勢力の違法な売買を減らすことが目的である。
日本もその計画に賛同し、実施国に含まれている。
その影響もあるのだろうか、現在、シエラレオネの治安は回復しているそうだ。
しかし、少年兵は未だ20万人いると言われているというテロップで映画は終わる。

クライマックスで
「コナクリで彼女に電話しろ」
ディカプリオのセリフを聞くとドキッとする。
僕が訪れるコナクリのあるギニアは、シエラレオネの隣の国である。
ギニアからブルキナファソまで、シエラレオネの海沿いの陸路を通ってから移動しようと思ったのだが、軟弱者の僕は、飛行機移動にさせていただくことにする。

[ UPDATE : 2008/01/27 ]
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セカイサンポを始めるにあたり、連載を終える媒体がある。
午前中、約2年半、連載してきた「散歩の達人」(交通新聞社)最後の取材に伺った。
「散歩の新兵器」というタイトルで毎月、散歩にまつわる様々な商品を試させていただき、様々な商品をいただいた。
「イシコは「散歩の新兵器」で、もらったものだけで生活しているらしい!」
という噂が流れ、知人と会うと
「そのジャケットいいね?えっ?それももらったの?許せない!」
まるで貢がれているヒモのように責めらることも多かった。
本日、最後の取材でいただいた靴は、「散歩の新兵器」はもちろんだが「セカイサンポの新兵器」にもなるに違いない。
これについては、また後日、改めて書きたいと思う。
感謝の意味も込め、雑誌連載は終了しますが、WEBで山口編集長と交代で連載している「散歩の新兵器な日々」はセカイサンポ中もアップしていく予定なので、引き続き、よろしくお願い申し上げます。

セカイサンポを始めるにあたり、新しく始まる連載媒体もある。
夕方、某IT系の会社に立ち寄る。
連載と言っていいのかはわからないが、この会社の某編集部が音と写真の雑誌を創ろうとしている。
そこでセカイサンポの音を録ってきて欲しいと頼まれた。
波の音と夕暮れ時の海の写真だったり、市場の雑踏の音と市場の風景写真だったり…。
早速、先日の実験旅で高性能のレコーダーを渡され、いくつか音を録ってきた。
しかし、僕は機械音痴である。
「いい波の音を録ってきたんですよ」
と聞いてみるのだが、録音レベルが高すぎるのかハウリングを起こしていて、雑音しか聞こえない。
「録った後に、チェックしなかったんですか?」
僕は音をチェックするという行為を無視していたのだ。
機械音痴以前の問題である。
前途多難。
あぁ…。海の音…。大砲の音…は、していなかったが。

[ UPDATE : 2008/01/26 ]
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請求書作成&郵送、編集部とのデータの受け渡し、会社の会計管理など、セカイサンポに行っている間、日本でも様々な事務作業がある。
それは誰がやるのか?
連れ添って18年以上になるチホにやっていただく。

ヴォイストレーナーの彼女は、普段、携帯メールしか使わず、パソコンは全くと言っていいほど使わない。
そこで僕が出発するまでに、パソコンでメールができるようになることと請求書を作成できるようにすることにした。
正直、僕もIT音痴である。
IT音痴がIT初心者に教える。
推して知るべし。

お互い
「あれ?」
の連続である。
何時間経っただろう。
「今日はこれくらいにしようか?」
二人で夕食を外に食べに行く。
店を選ぶ気力もなく、近くのファミレスに入り、カレーとパスタを頼む。
普段より二人とも口数が少ない。

ときどき二人で顔を見合せ、力なく笑う。
普段、彼女自身の請求書は手書きなのだそうだ。
僕からの請求書が手書きになったら、彼女がパソコンを放棄したのだとお許しくださいませ。
それも届かなくなったら、彼女も旅に出てしまったということで…。

[ UPDATE : 2008/01/25 ]
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サンクチュアリ出版の鶴巻社長から、A-WORKSの滝本副社長と「旅学」の池田編集長を紹介していただく。
オールカラーの豪華な雑誌「旅学」は見ているだけで、ふらりと旅に出たくなる雑誌である。

思えば「ふらり」という言葉を僕は、よく使う。
「ふらり」と散歩に出掛ける。
「ふらり」と電車に乗り込む。
「ふらり」と路地裏を歩いてみる。
「ふらり」と映画館に入る。
「ふらり」と銭湯に立ち寄る。
「ふらり」と飲み屋の暖簾をくぐる。

「ふらり」という言葉の持つ自由さが僕は好きなのだろう。
そんな「ふらり」と旅に出たくなる雑誌「旅学」の次号は7月に出る予定だそうだ。
僕も「ふらり」と紀行文を寄稿させていただく。

本日の写真は「ふらり」と入ったバンコクの公園。
ベンチに座り、ボーっとおじさんのリフティング姿を見ていた。

[ UPDATE : 2008/01/24 ]
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70年代、80年代の音楽が大好きな僕にとって、たまらないラジオ番組「Kakiin」(TBSラジオ)がある。
ゲストで出させていただく。
パーソナリティは安東アナ。

ブースから知人の萩原ディレクターから
「CMまで1分30秒あるので、リスナーのメール1通いきましょうかぁ?」
という声が飛ぶ。
リクエストというと葉書や電話だったのが、今はFaxとメールということに改めて時代を感じてしまう。

安東アナは
「わかりました~!」
と答え、メールを読み、コメントも入れてぴったり1分30秒で、しめる姿にプロだなぁと感動してしまう。

僕も1曲リクエストさせていただけると言うので、エアサプライの「Can’t stop the rain」をかけていただいた。
もちろん学生時代も聞いていたのだが、スゥエーデンへアートディレクターの仕事で伺ったとき(ラジオでは説明するのが面倒で、取材と言ってしまいましたが…。ごめんなさい!)、天候が悪くなかなか進まなかった。

そのときにふっとノートパソコンに入っていたこの曲を何気なく聞いていたのである。
「そうだよなぁ。雨は止めることできないんだよなぁ」
と思ったのである。

これがきっかけで旅先の雨も、あまり気にならなくなった。
雨ならカフェで土地の酒を飲みながら、雨の景色を楽しめばいい。
それでも雨が続くようなら映画館に行けばいい。
もちろん、セカイサンポで1週間の滞在中、ずっと雨だったら、写真が撮れないので、きっと焦るのだろうが…。

今日の写真は、サムイ島でジムニを乗りまわした一人旅が楽しかったなぁとおっしゃっていた安東アナとラジオ出演時、ピンクのセーターを着て行った僕とを合わせ、キューバの結婚式用に使用されていたこの車にしました。

[ UPDATE : 2008/01/23 ]
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サニーサイドアップ松本氏と昼ご飯の中華を食べながら、セカイサンポの現状確認。
「リョウ君、ショウ君(松本氏の双子のお子様)、最近、何してるんすか?」
「大学も合格したし、免許取りに行っているよ」
最初は友人の会話から始まる。

「セカイサンポ用に銀行でお金借りていこうかなぁと思っているんですよね~」
「お金無くなってからにしなさい!」
お母さんのように怒られる。

「明日のラジオ、何しゃべろうかなぁ」
「キチンとセカイサンポのPRをしてきなさい!」
最後はマネージャーのような仕事口調になるのであった。

というわけで本日22日の夜、セカイサンポのPRも兼ねて、TBSラジオ「Kakiin」にゲスト出演します。

[ UPDATE : 2008/01/22 ]
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